新潟県、高野連より先に球数制限開始した件について

日本高等学校野球連盟(日本高野連)は20日、大阪西区の中沢佐伯記念野球会館で理事会を開き、新潟県高等学校野球連盟(新潟高野連)が今春の県大会から導入予定だった1試合100球の投手の球数制限について「部員不足の加盟校が多い現状では慎重であるべき」「勝敗に影響を及ぼす規則については全国で足並みを揃えて検討すべき」などの理由から再考を申し入れることを決定した。』

(引用:THE PAGE)

 

これを聞いてまず私が思った事は、高野連は古い。いつまでも上意下達の古い体制では、新しいルールを作ることはできない。選手の事を最優先に考えるならば、球数制限はとっくに行われていなければならない最重要事項だと思う。高野連が議論ばかりして、いつまでも重い腰を上げないから新潟が業を煮やしたのではないだろうか。

 

昔と比べて変化球も多種多様となり、天候面でも異常気象が続く昨今、プロの世界でもドラフト上位選手が必ず活躍できるという概念が強くなく入団数年で怪我をするケースも多い。
育成選手のほうが怪我も少ないイメージであることから明らかに学生時代の酷使が原因であると思わざる得ない。勝つことも大事たが、学生スポーツの本来の意義をもう一度考え、1人の選手に依存せず野球は総合力で競うスポーツだという事を思い出して欲しい。

「球数制限を導入すれば、部員数が少ない公立高校が不利になる」という意見もあるが、将来プロ野球選手となるような人材が強豪私立高校の、金儲けの「道具」と化す事を保護する事が最優先だと思う。