受験生に伝えたい、15秒で点数を上げる方法

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私は某国立大学の工学部生であり、3年前に私立大学を2校、国立大学をセンター試験→記述ニ次試験という一般入試の流れで受験した。ある程度の回数、実際の入試や模試も受験してて、まだ空気感も覚えている。

 

今回どうしてこのような記事を書こうかと思ったかというと、私は約半年後に大学院の入試を受けるにあたって、試験への取り組み方を思い出していた。この3年間定期テストTOEICしか受けてこなかったので、少し緊張するような試験への取り組み方を思い出していたのである。

 

そうしていると当時私が実践していた1つの方法を思い出した。「これは少しでも今の受験生の助けになるかもしれない!」と思い、この記事を書いた。今回紹介する方法は15秒で実践可能である。「数学は~ 物理は~ 」と言ったワンポイントアドバイスではなく試験全般に共通して言えることである。少し前置きが長くなったがもう少し読んでいただきたい。

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日本には大学が多く存在する。したがって、同じレベルの学力を持った人が同じ大学をうける。願書を提出した学科、学部内の受験生では多少の学力の差はあるかもしれないが、だいたい皆同じようなレベルであり、レベルが少し上に抜けてるのはせいぜい2人や3人であり、そこと争う必要はない。

 

では、どこで差がつくと思うか。力はせいぜい皆変わらない。差がつくのは「どれだけ力を出し切れるか」というところである。力を100持った人が50%の力しか発揮できない場合と、力を80持った人が100%の力を発揮した場合、この受験という点数でしか評価をできない争いでは後者が良く評価される。一人一人面談をして、じっくり話しをして、口頭試問をして、というように全受験生をじっくり見ることができるのであれば、100の力を持った人の方がより評価されるであろう。しかし受験では、その場しのぎでも付け焼き刃でも構わない。点数を取った人が評価される。プロセスや本質など綺麗事は言ってられない。

 

では、どうして持っている力を100%発揮することは難しいのか。家や学校のでの問題集、過去問を解いている時は、100%に近い力を発揮することができるが、模試などの少し緊張する場面では70%〜80%しか発揮できない人も多いと思う。70%発揮できれば十分!と感じる程本番に弱い人もいるかもしれない。

 

では何故力を発揮できないのか。それは「メンタル」の差である。本番に突然脳から知識が抜け落ちることなどない。ど忘れすることはあるかもしれないが、それも知識をどこの引き出しに収納したか忘れているだけで、実際に脳のどこかに確実に存在している。ここで私から力を発揮する方法を1つ紹介する。

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【試験開始から15秒瞑想&周りの音に耳を傾ける。】

「天は人の上に人を造らず 人の下に人を造らず」と福沢諭吉は言うが、人は自分より下に人間を作ることで安心感を得る。この安心感が力を発揮させてくれるのである。

テストが開始されると、周囲からガサガサと焦って問題用紙を開く音、焦ってシャーペンを落とす音、芯をカチカチと焦って出す音、焦って名前を書く音、多くの焦っている音が聞こえてくる。その時にいつも私は目を瞑ってその音を聞いていた。心境としては「こいつらギリギリの学力で試験受けてるんだろうな、余裕ないなぁ」といった感じである。会場が落ち着き出した頃に私は問題用紙を開き始める。「王者の余裕」と言わんばかりに(笑)。しかしこれはふざけている訳ではなく確実に有効である。私はこれで明らかにケアレスミスが減ったし、試験中の集中力も上がった。この15秒で1問解けると言う人もいるかもしれないが、この15秒で解いたプラス1問はきっと不正解である。回答数ではそっちが多いかもしれないが、正解数は瞑想に15秒使った生徒の方が多いはずである。

 

最初にも言ったが受験は本質、プロセスの勝負ではない。その場しのぎでも付け焼き刃でも点数を取った人が勝者。「正解数」の勝負なのだ。ここまで読んでくれた受験生、「しょうもな」などと思わず騙されたと思って実践してみて欲しい。

 

合格を祈っている。